BIGこっこ。
家族でそれぞれ呼び方が違います。
しかも、好き勝手に時々に変える。
「こっこ」「コッコ「こけっ」「くっく」「ここ」「とり」「とりとり」「とと」・・・
まともな名前は何だったか、みんな忘れてますが、きっと「こっこ」。
代々そうなので、ま、何羽いても。
は同居していません。
ここは生活には便利だけれど、居場所を作ってやれるスペースがない。
鳴きますしね、ご近所迷惑。(戸建住宅団地のど真ん中)
で、彼女は引越し前の本宅に居座ったままです。
本当の主です。
のために、本宅と新宅を家族の誰かが(主に父が)
日をあけず通っています。
たまに、数日あけると、小屋の中で、待ちかねたように
ばたばたし、こけっこけを繰り返して、早く早く外に出せとせかします。
そしてじゅうぶん遊んだ後なら、
「もう帰るよ」と言えば、自分から小屋に入ってくれます。
そうでなくて、追い立てて小屋に入れたらば、
抗議の鳴き声はもろに、不満だと分かり、
「ああ、ごめんごめん」とみんなで交代でなだめてます。
数年前までは、秋にも産んでくれていたたまごが、春だけになりました。
(そのころはまだ数羽いたのです)
でも、現在も、とさか真っ赤だし、色艶いいし、健康状態最高で、
わんこみたいに、ついて来るし、隠れんぼしてれば呼ぶと出てくる。
ちゃんと知恵があるのもまた愛しいです。
なまけんぼうで(甘やかし、とも言います)、
自分で土をかいて、熱心に虫を探すことをしません。
だから、爪が伸び放題になります。
草取りしている人のそばから離れず、手元に来るので危なくて。
なのでわざわざ、虫を集めて呼んだりもします。
呼ばれると、おなか一杯になるまでは、とっととやってきます。
夜盗虫、バッタ類は、大きくても平気なのに、
小さいみみずでも怖くて近寄れない。。
山みみずのでっかいのなんて、とんでもない、
そこら辺にいやしない。
なのに、くろんぼうという、黒砂糖菓子には目がなく、
崩してやるのに待ちきれなくて、手をついばんできます。
春キャベツは大好きで、丸一個が数日しかもたないのに、
旬を過ぎると、食いがまったく鈍ります。
小屋から出れば庭の野菜が食べ放題。なのに・・・
新鮮な葉物をついばめばいいのに、
あてがわれたものしか、食べない困り者。
だから、こちらは平気で種まきが出来ます。
かわいいかわいい、うちの「こっこ」です。
父は「俺のもんだ」とがんこに言い張っています。
あまえんぼうこっこの爪は父が抱っこして
爪きりならぬペンチで切ります。
目を細めてされるがまま。
我が家のただいま唯一のペットです。