「認知症を理解し、よりよいケアのため・・・」の、講習会に行きました。
目的は、タクティールケアを知りたかったので。
ハンド、フットマッサージなどとのちがい、また治療としての効果など、
勉強になりました。
ただ、日本には「手当て」というケアがあるにも関わらず、
これが体系化というか、ノウハウ化されていないことが、
もったいないと思いました。
先んじられれば、それが王道になります。世界規格のような。
古くからあった鍼灸、針、按摩をされていた方々が、
その世界で行われてきていたノウハウを、
もっと、介護の現場に教えていただければ、
(もちろん、タクティールケアのように有料で)
わざわざ外国から取り入れなくてもよいものがあったのではないかと、
講習を聞きながら、ずーと思っていました。
マッサージとはちがって、つぼなど刺激せず、
オイルを使って、やさしくやさしく、手首から指へと順に触れるというケアです。
だから、施術後の倦怠感や眠気などはまったくないとのこと。
介護の現場だけでなく、学校でもされ、不登校児童の減少に一役買ったという話も。
知っていて損はないと思いますが、特別なことをしなくても、
手を握り、目線を合わせ、ほんの短い時間でもそばにいてあげられれば、
それだけでもケアなのですけど。
素直に おお!そうか、 と感動できない自分がいました。
いろんなことを考えさせられる時間でした。
しかし、スウェーデンの福祉の発信力には、ほんとに敬服します。
人口900万人、神奈川県の人口とほぼ同じくらいと紹介されました。